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津波到達3分、24時間職員警戒の和歌山県…観光地は閉鎖解除も 南海トラフ臨時情報1週間

産経ニュース / 2024年8月14日 17時14分

「遊泳禁止」の看板が掲げられた白良浜海水浴場=9日午後、和歌山県白浜町

平常時より発生の可能性が高まっているとして、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表してから15日で1週間となる。南海トラフ巨大地震が発生した場合、津波到達まで最短で3分、最大津波高は19メートルとの想定がある和歌山県は、臨時情報が発表された8日に災害対策本部を設置。以来、県民に対し避難路の確認、非常持ち出し品の点検といった地震への備えを呼び掛けてきた。職員は24時間態勢で交代で警戒を続けてきたが、15日以降の対応は現時点で未定という。

同県内では30市町村もそれぞれ対策にあたっている。このうち、海水浴などに多くの観光客が訪れる白浜町は、9日から閉鎖している白良浜、江津良、臨海浦、椿の4カ所の海水浴場について15日から閉鎖を解除することを決めた。町によると「注意」期間の1週間を間もなく迎えることや、8日以降は想定震源域で特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていないといった気象庁発表の解説情報なども踏まえて判断した。これに合わせ、土地勘のない人の避難誘導の手順も町など関係者間で再確認したという。

同町は営業を休止していた町営浴場も15日から(15日が定休日の施設は16日から)再開。立ち入り禁止にしていた白浜海岸公園などの公園も15日から閉鎖を解除する。同町観光課の担当者は「町の所管する観光施設は閉鎖措置を解除するが、注意レベルが上がったときは改めて閉鎖の措置をとる場合がある。警戒は続けていきたい」と話した。

一方、同県海南市は、8日に避難所2カ所を開設した。これまで避難した人はいないという。避難所開設を担当する職員の研修も行い、ベッドや簡易トイレなど資機材の使用法の確認など対応を再点検した。開設している避難所をどうするかについては、15日にも状況を踏まえて判断するという。

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