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尖閣周辺の中国海警局船「わずかな変化も見逃さない」 海保・瀬口良夫長官が就任記者会見

産経ニュース / 2024年7月1日 22時41分

就任会見で決意を述べる海上保安庁の瀬口良夫長官=1日午後(白岩賢太撮影)

海上保安庁長官に就任した瀬口良夫氏(60)が1日、同庁で記者会見し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域で常態化する中国海警局の活動について「引き続きわずかな変化も見逃すことなく、わが国の領土領海を断固として守り抜く」と語った。

また、2日で発生から半年を迎える羽田空港衝突事故については「先般公表された中間とりまとめを踏まえ、管制官とパイロットとの意見交換や滑走路安全チームへの参加など、さらなる安全対策を講じ、二度と事故を起こさないよう強い決意で取り組む」と述べた。

瀬口氏は愛知県出身。昭和61年に海上保安大学校を卒業後、第9管区海上保安本部長、海上保安監などを歴任。令和4年6月から海保次長を務めた。前任の石井昌平氏は国土交通省(旧運輸省)のキャリア官僚出身だったが、現場を担う制服組出身者の就任は2年ぶり。

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