2024年3月に亡くなった方々/ドラゴンボール鳥山明さんにまる子役のTARAKOさん

令和6（2024）年も、国内、海外問わず多くの著名人が惜しまれながら亡くなった。産経ニュースが配信した記事とともに、鬼籍に入られた方々を月ごとにしのぶ。3月には日本のアニメ界に大きな足跡を残した2人が死去した。「ドラゴンボール」などで知られる鳥山明さんに、「ちびまる子ちゃん」のTARAKOさん。「NHKの顔」だった鈴木健二さんも泉下の人になった。

【 3月 1日】漫画家、鳥山明さん（68）

昭和55年に連載が始まった「Dr.スランプ」で一躍人気となり、続く「ドラゴンボール」も国境を超えて人気を集めた。ともにアニメ化され、大ヒット。人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」のキャラクターデザインも担当した。

【 3月 4日】声優、TARAKOさん（63）

昭和56年、アニメ「うる星やつら」で声優デビュー。人気アニメ「ちびまる子ちゃん」では、原作者のさくらももこさんの意向で、主人公のまる子を平成2年の放送開始から演じ続けた。

【 3月 6日】政治学者、五百旗頭真さん（80）

専門は政治史、外交史で、昭和56年に神戸大教授に就任。平成18～24年に防衛大学校長を務めたほか、23年の東日本大震災の際には復興構想会議議長や復興推進委員会委員長にも就いた。

【 3月23日】ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニさん（82）

イタリア・ミラノ生まれ。1960年、18歳で出場したショパン国際ピアノコンクールで優勝。卓越した技巧を誇り、数多くの録音も残した。

【 3月25日】舞踏家、天児牛大さん（72）

昭和50年に舞踏カンパニー「山海塾」を創設。1980年に初の海外公演を行うと、82年からはパリ市立劇場を拠点に創作活動を続け、「Butoh」を世界に広めた。

【 3月29日】アナウンサー、鈴木健二さん（95）

昭和27年、NHKに入局。「歴史への招待」「クイズ面白ゼミナール」など人気番組の司会を務めた。57年に刊行した著書「気くばりのすすめ」はベストセラーになった。