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「人生大きく上向いた」 死去の小倉智昭さんに笠井信輔さんが謝意 古市憲寿さんも追悼

産経ニュース / 2024年12月10日 10時58分

仕事復帰時の会見で闘病生活や体調について語っていた小倉智昭さん=令和4年4月(田村亮介撮影)

フリーアナウンサーの小倉智昭さん(77)が9日、死去した。生前「情報プレゼンター とくダネ!」(フジテレビ系)などのワイドショーで共演した関係者らはSNSにコメントを発表し、生前に熱心に指導してくれたことへの謝意などをつづった。

小倉さんは平成11年から22年間、「とくダネ!」で司会者を務めた。フジテレビの元アナウンサーで番組で共演していた笠井信輔さんはインスタグラムを更新し、「小倉さんとの出会いで、私の人生は大きく変わりました。大きく上向きました。感謝しかありません」と振り返った。

小倉さんは平成28年、ぼうこうがんであることを発表。その後、肺や腎臓への転移も公表していた。笠井さん自身も悪性リンパ腫になった経験があり、「お疲れ様でした。長い長いがんの向き合い ほんとに頑張りましたね」と故人の闘病生活をいたわった。その上で、自身を「一番弟子」として、「天国から見ていてくださいね いつまでも、安らかに ありがとうございました」と悼んだ。

社会学者の古市憲寿さんも10日朝、X(旧ツイッター)を更新した。フジテレビからの連絡で知ったという。

古市さんは今年2月、小倉さんが少年時代の吃音やフリーアナウンサー時代の貧乏生活、さらには闘病生活などについて、赤裸々に語る著作「本音」(新潮社)を共著で出した間柄だ。

古市さんは「小倉さんのいない世界は寂しくて不安だけど、誰かと小倉さんの話をするたびに、知らない小倉さんが増えていくんだと思う。これからも小倉さんの存在に助けてもらうんだろうな」と書き込んだ。

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