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2024年11月に亡くなった方々/「アトム」で親しまれた谷川さん天に 火野正平さんも

産経ニュース / 2024年12月30日 14時3分

令和6(2024)年も、国内、海外問わず多くの著名人が惜しまれながら亡くなった。産経ニュースが配信した記事とともに、鬼籍に入られた方々を月ごとにしのぶ。11月は戦後を代表する詩人、谷川俊太郎さんが他界。現代詩が難解なイメージをもたれがちな中、平易な言葉で詩作し、「鉄腕アトム」主題歌も作詞した。テレビ出演をとりやめ、闘病していた北の富士勝昭さん、火野正平さんも帰らぬ人となった。

【11月 1日】評論家、西尾幹二さん(89)

昭和50年に電気通信大教授に就任。先の大戦で日本とドイツの戦争責任を同一視する論調を批判し、戦後補償などについて保守の立場から論陣を張った。「自虐史観」の是正にも力を注いだ。

【11月 1日】日本画家、上村淳之さん(91)

京都市立美術大(現京都市立芸術大)で日本画を学び、花鳥画の第一人者として活躍。美人画の巨匠の祖母・松園、花鳥画が専門の父・松篁に続き、令和4年に文化勲章を受けた。

【11月 3日】音楽プロデューサー、クインシー・ジョーンズさん(91)

ジャズトランペット奏者や編曲者を経て、プロデューサーとして活躍。マイケル・ジャクソンさんの大ヒットアルバム「スリラー」も手掛けた。自身名義の作品では「愛のコリーダ」がヒットした。

【11月 7日】文楽人形遣いの人間国宝、吉田簑助さん(91)

昭和15年に入門し、36年に三代目吉田簑助を襲名。「曽根崎心中」のお初をはじめ、女方の第一人者として長く活躍。平成6年に人間国宝、21年に文化功労者に選ばれた。

【11月 9日】元駐ペルー大使、青木盛久さん(85)

昭和38年、外務省に入省。平成6年に駐ペルー大使に就任。2年後の1996年12月、左翼ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)に大使公邸が占拠され127日間の人質生活を送った。

【11月12日】元大相撲横綱、北の富士勝昭さん(82)

昭和32年に初土俵を踏み、45年初場所後に横綱昇進。49年名古屋場所限りで引退するまでに10度の優勝を飾った。親方として千代の富士、北勝海の2横綱を育て、解説者としても人気を集めた。

【11月13日】詩人、谷川俊太郎さん(92)

昭和27年、処女詩集「二十億光年の孤独」を刊行。みずみずしい感性と平易でリズミカルな言葉で戦後を代表する詩人として詩作を続け、残した詩は2000編を超えるとされる。アニメ「鉄腕アトム」の主題歌の歌詞を手掛けたほか、スヌーピーで知られる米漫画「ピーナッツ」の翻訳も行った。

【11月14日】俳優、火野正平さん(75)

子役として活動を始めた後、昭和48年にNHK大河ドラマ「国盗り物語」で豊臣秀吉役を演じて注目され、数々の映画やテレビドラマに出演。近年は自転車で全国各地を回るNHKの紀行番組「にっぽん縦断 こころ旅」で人気を集めていた。

【11月24日】元東京地検特捜部検事、堀田力さん(90)

昭和36年に検事任官。大阪地検検事、東京地検特捜部検事、甲府地検検事正などを経て、平成2年に法務省大臣官房長。田中角栄元首相が逮捕されたロッキード事件では捜査・公判で活躍した。退官後は福祉事業に転身した。

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