「もしもピアノが弾けたなら」死去の西田敏行さんが残した昭和の名曲 被災者も勇気づける
産経ニュース / 2024年10月18日 9時44分
17日に76歳で死去した俳優、西田敏行さんが数々の名演技の記憶とともに、日本人へ残した歌がある。「もしもピアノが弾けたなら」。作詞した阿久悠さんが「不器用な男への応援歌」と評した作品は、産経新聞社などが今年8月に募った「読者が選ぶ昭和の名曲」でも23位となるなど、時代を超えて愛され続けている。
「もしも―」は昭和56(1981)年、西田さん主演のテレビドラマ「池中玄太80キロ」の挿入歌として生まれた。作曲は坂田晃一さん。阿久悠さんが平成14(2002)年に産経新聞へ寄せたコラムによると、レコード発売時点ではB面だったが、《これは、放送開始と同時にあっさりと逆転する。多くの人に愛されたのは「もしもピアノが弾けたなら」の方》だった。
歌は大ヒットし、レコードはA面とB面が入れ替わった。阿久さんはその年の日本作詩大賞を受け、西田さんは紅白歌合戦に白いタキシードにシルクハット、銀色マントで初出場を果たした。
その後も、西田さんはこの歌を大切にし続けた。平成23年に故郷・福島が未曾有の原発事故に見舞われた際には、埼玉県内の避難先を訪れ、避難者のリクエストに応えてアカペラで歌った。東日本大震災の津波被害から再生したピアノを使ったコンサートが東京都内で開かれた際は、ピアノ演奏をバックに熱唱し「これからも被災地に心を注いでほしい」と呼びかけた。
歌は現在までに多くの歌手にカバーされ、世代を超えて歌い継がれている。
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