服部幸應さんを惜別 パティシエ鎧塚俊彦さん「もっともっとご指導頂きたかった」

パティシエの鎧塚俊彦さん

料理研究家の服部幸應（はっとり・ゆきお、本名・染谷幸彦＝そめや・ゆきひこ）さんの急逝を受け、人気パティシエ、鎧塚俊彦さん（58）が5日、自身のインスタグラムを更新し、「もっともっとご指導頂きたかった。もっともっと叱咤（しった）激励して頂きたかった。しかし今はただ服部先生の御冥福をお祈りするばかり」などと惜別の思いをつづった。

投稿によると、鎧塚さんは9月30日、服部さんと料理業界団体「食文化ルネサンス」の総会で同席。その日撮影した服部さんとの写真に添えて、「『喉が痛く声が出ない』と仰りながらも立派に総会の議長を勤めあげられました。その際には『最近の料理業界は新しさを追求する余りに基本、軸が疎（おそろ）かになっている』と厳しい意見を堂々と述べて下さいました」と、会合での服部さんの様子を明かした。

また鎧塚さんは服部さんとの縁について、「欧州から帰国したばかりの頃から可愛がって下さり様々な活動やメディアにも引き入れて下さいました」と思慕を込めて表現しながら、「先生の志を仲間と共に引き継ぎ、料理業界の発展の為、より一層精進して参ります」と〝誓い〟を立て、投稿をしめくくった。