1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. おくやみ

現役最高齢の落語家、桂米丸さん死去 99歳 新作落語一筋、演芸番組や映画でも活躍

産経ニュース / 2024年8月5日 11時6分

落語家の桂米丸さん=2019年4月(大橋純人撮影)

新作落語で寄席を中心に活躍した現役最高齢の落語家、桂米丸(かつら・よねまる、本名・須川勇=すがわ・いさむ)さんが1日午後4時45分、老衰のため東京都内の病院で死去した。99歳。葬儀は4日に近親者のみで行われた。喪主は長女、倉田信子(くらた・のぶこ)さんと次女、平井(ひらい)いずみさん。

神奈川県出身。東京都立化学専門学校卒。昭和21年に五代目古今亭今輔に入門し、24年、四代目桂米丸を襲名した。「おばあさん落語」で人気のあった今輔の下で新作落語一筋に修業。昭和30~40年代に三代目三遊亭円右、五代目春風亭柳昇、初代林家三平らと新作落語のネタおろしの会を開き、多くの作品を残した。また、テレビの演芸番組で司会を務め、映画にも出演するなど幅広く活動した。

51年から平成11年まで日本芸術協会(現・落語芸術協会)会長を務め、勇退後は顧問、のち最高顧問。4年に紫綬褒章、10年に勲四等旭日小綬章を受章した。

90歳を超えても創作意欲は衰えず、ドローンを取り入れた新作落語を披露するなど高座に上がり続けた。令和元年9月の新宿末廣亭が寄席定席の最後の高座となった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください