布団の上に座っていたのに1時間後に意識なし 見回り刑務官が発見、死亡の筧千佐子死刑囚

近畿3府県で夫や内縁関係にあった男性計4人に青酸化合物を飲ませ、うち3人を殺害したとして殺人と強盗殺人未遂罪に問われ、死刑が確定した筧千佐子死刑囚（78）が死亡したことが26日、分かった。

筧死刑囚が収容されていた大阪拘置所によると、刑務官が朝に見回りをした際、意識がなかったため救急搬送し、死亡が確認された。外傷はなく、死因は特定されていない。約1時間前の見回りでは布団に座っていたという。

確定判決によると、筧死刑囚は平成19～25年、青酸化合物を飲ませて夫や内縁関係にあった男性3人を殺害するなどした。25年12月、筧死刑囚の夫が京都府内の自宅で死亡したことを発端に、結婚・交際した多数の男性が死亡していることが判明。大阪、京都、兵庫、奈良の4府県警合同捜査本部が捜査した。