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「事実婚の妻」名義ETCで割引、山口組直系団体会長に無罪判決 弟名義で有罪の幹部も

産経ニュース / 2025年1月14日 20時7分

大阪地裁=大阪市北区

別人名義のETCカードで高速道路を使用して不正に割引を受けたとして、電子計算機使用詐欺罪に問われた特定抗争指定暴力団山口組直系団体の男性会長(57)ら3人の判決公判が14日、大阪地裁で開かれ、三輪篤志裁判長は無罪を言い渡した。会長への求刑は懲役1年6月だった。

判決理由で三輪裁判長は、会長が使用したのは同居する事実婚の妻(55)のETCカードで、「事実婚の夫婦間でもカードを貸し借りすることが許されないと(広く社会に)周知されていなかった」と指摘。クレジットカードと比べてETCカードは使用時の本人確認が厳格ではない実情も踏まえ、「処罰に値するということはできない」と結論付けた。

会長は事実婚の妻と運転手の暴力団員と共謀して令和4年12月、2回にわたり事実婚の妻が同乗していないのにETCカードを使用して割引を受けたとして起訴された。

暴力団員のETCカード利用を巡っては、弟のカードを不正に使用したとして山口組直系団体の秋良連合会会長(68)も同罪で起訴され、大阪地裁が昨年5月に懲役10月の有罪判決を言い渡し、大阪高裁が同年12月に控訴を棄却している。

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