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「女性4000人に30億円」紀州のドン・ファン野崎さん 赤裸々な自伝や言動が話題に

産経ニュース / 2024年9月12日 12時30分

亡くなった野崎幸助さん

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=を殺害したとして、殺人罪などに問われた元妻、須藤早貴被告(28)の裁判員裁判の初公判が12日、和歌山地裁で開かれ、須藤被告側は無罪を主張した。酒類販売業などで一代で財を成し、遺産は約13億円とされる野崎さん。生前は多数の女性と交際するために「30億円を費やした」といい、その言動がワイドショーや週刊誌をにぎわしていた。

《私がお金を稼ぐ理由は、なんと言っても魅力的な女性とお付き合いをしたい、その一点に尽きます》

自伝『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(講談社、電子版)にこう記した野崎さん。田辺市で生まれ、裸一貫で複数の事業を立ち上げて稼いだ金を、高級クラブなどで大胆に費やしたと、その半生を赤裸々に明かしていた。

「ボクの最後の女性に」と求婚

須藤早貴被告と結婚したのは死亡する3カ月前の平成30年2月。死亡直前に刊行された自伝の続編では、「Sちゃん」と表記しつつ、須藤被告とみられる女性との結婚にも言及。空港で転んだところを助けられたのがきっかけで仲を深め、《ボクの最後の女性になってくれませんか》とプロポーズしたといい、《私は幸福になる自信があります》とつづっていた。

一方、検察側の冒頭陳述によると、2人は29年12月に知人を介して知り合った。このころから、野崎さんが被告に月100万円を渡していた。野崎さんは、須藤被告の東京滞在が多いことなどに不満を募らせ、結婚翌月の3月下旬には離婚届を作成していたという。

多額の遺産を巡っては「全財産を田辺市にキフする」と記した遺言書について、市側と野崎さんの親族が有効性を争って民事訴訟に発展。和歌山地裁は今年6月、遺言書を有効と判断し、親族側が控訴している。

妻だった須藤被告には遺産の相続権があるが、殺人罪などで刑に処せられた場合は欠格事由に該当し、相続人となることができない。

起訴状によると、須藤被告は平成30年5月24日、殺意を持って何らかの方法で野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒により死亡させたとされる。

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