元妻「どちらかといえば無ですかね」紀州のドン・ファンが死亡した際の感情問われ
産経ニュース / 2024年11月15日 13時6分
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=に致死量の覚醒剤を飲ませて殺害したとして殺人罪などに問われた元妻、須藤早貴被告(28)の裁判員裁判の第21回公判が15日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれた。被告人質問で検察側から野崎さんが死亡した際の感情を問われた被告は「どちらかといえば『無』」と述べた。
野崎さんは平成30年5月24日夜に自宅2階で死亡。同日午後10時35分ごろ、被告が119番していた。
検察側から、野崎さんの死亡を知った直後の感情を問われた被告は「悲しかったということですか」と質問の意図を確認した上で、「死体を見たのが初めてだったから、びっくりした」と振り返った。
再度、検察側から「喜怒哀楽でいえば」と問われると「いや、どちらかといえば『無』ですかね」と語った。
被告は野崎さんの死亡後、友人にLINE(ライン)で「財産もらうつもりだったよ。欲のせいで足元をすくわれたけど」とのメッセージを送っていたことが明らかになっている。このメッセージの趣旨については「お金目当てで安易に結婚して、そこをつっつかれてマスコミにいじめられている状況をいっている」と説明した。
被告人質問はこの日が3日目。これまでの審理で、被告は野崎さんの死亡前、野崎さんから覚醒剤の購入を依頼されたことがあると説明。同年5月上旬に愛犬が死んで以降、「何度も泣きながら『死にたい』と言っていた」とも述べた。
検察側が間接証拠の一つとしてあげる「完全犯罪」などの検索履歴も趣味の一環と釈明し、野崎さんが自殺したり覚醒剤を誤飲したりした可能性にも言及。自身の関与は「一切ない」と否定していた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「紀州のドン・ファン」の最期、元妻は感情問われ「『無』ですかね」…弁護側には「死に方考えてほしかった」
読売新聞 / 2024年11月15日 23時29分
-
“紀州のドン・ファン”元妻「死に方考えてほしかった」 最後の被告人質問で、感情をあらわに…
日テレNEWS NNN / 2024年11月15日 20時33分
-
「死に方を考えてほしかった。私は何年も人殺し扱い」元妻が野崎氏の死について述べる【紀州のドン・ファン殺害事件】
MBSニュース / 2024年11月15日 18時0分
-
『老人 完全犯罪』と検索したことについて「未解決事件とか好きで調べた」 元妻への被告人質問 “紀州のドン・ファン”殺害事件の裁判
ABCニュース / 2024年11月11日 19時5分
-
「警察からマスコミにリークされる」紀州のドンファン元妻、友人に口止めの理由語る
産経ニュース / 2024年11月11日 12時16分
ランキング
-
1《内部資料入手》5年で7頭のアザラシが死亡、炎上中の“動物と泊まれるコテージ”とは? 責任者の回答は資料と食い違い…
集英社オンライン / 2024年11月15日 16時30分
-
2「死に方考えてほしかった」=元妻、3回目の被告人質問―「紀州のドン・ファン」・和歌山地裁
時事通信 / 2024年11月15日 19時26分
-
3保育園で給食のどに詰まらせ1歳男児死亡 運営会社が謝罪 豚肉か
毎日新聞 / 2024年11月15日 19時19分
-
4「生活苦で、母殺して死のうと」85歳母絞殺、容疑で出頭した息子逮捕 大阪・岸和田
産経ニュース / 2024年11月15日 17時51分
-
5自民人事、裏金議員を起用=党幹部「適材適所」と説明
時事通信 / 2024年11月15日 18時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください