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国有地の不法占用、生コン会社などを提訴へ 「政治とのつながり大きい」長期化で交野市長

産経ニュース / 2024年8月28日 18時50分

オクノナマコン社屋=令和6年2月28日、大阪府交野市

大阪府交野市が管理する準用河川沿いの国有地を長年不法占用しているとして、市は28日、市内の生コン製造会社と金属リサイクル会社に計約420万円の占用料相当損害金を求める訴訟を、10月中にも大阪地裁に起こすと明らかにした。

市によると、同市倉治の「オクノナマコン」は、敷地に隣接する「がらと川」沿いの国有地約1300平方メートルについて、生コンプラントを設置するなどして占有。市内の「関西故金属」も、国有地約400平方メートルを金属くずの積み上げに使うなどしている。

いずれも不法占用は少なくとも20年間に及び、この間、市は口頭で複数回指導したり、河川法に基づき、行政処分に当たる是正命令を出したりするなどしてきたが、聞き入れられていない。

訴訟で求める額は、民法上の時効にあたらない過去5年分として算出した。

関西故金属は周辺の市有地約120平方メートルでも不法占用をしているとし、市は明け渡しなどを求める訴訟も起こす。2社による国有地の不法占有に関し、市は府を通じて国に、2社に明け渡しを求めて提訴するよう働きかけている。

同日記者会見した山本景市長は「これまでの市の対応は甘かった。問題解消が遅れたとの批判を受けてもやむを得ない」としつつ「やり得は許さない。和解はない」と言い切った。

不法占有が長期化した原因については「事業者と政治とのつながりが大きかったからだと思う」とした。

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