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ALS嘱託殺人の元医師、控訴審初公判 2審も無罪を主張 検察側は棄却求める

産経ニュース / 2024年10月4日 18時7分

難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者、林優里(ゆり)さん=当時(51)=への嘱託殺人などの罪に問われ、1審京都地裁で懲役2年6月の判決を受けた元医師、山本直樹被告(47)の控訴審初公判が4日、大阪高裁(坪井祐子裁判長)で開かれた。弁護側は1審に続き無罪を主張。検察側は「控訴には理由がない」と棄却を求めた。

弁護側は、知人の医師、大久保愉一(よしかず)被告(46)=同罪などで控訴審中=の証人尋問や山本被告の被告人質問を求め、裁判所は後日、採否を判断するとした。

1審判決によると、山本被告は大久保被告と共謀し令和元年11月30日、林さんの嘱託を受け、京都市中京区の林さん宅で胃瘻(いろう)から薬物を注入し、殺害した。山本被告はすでに父親を殺害したとする殺人罪で懲役13年が確定している。

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