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「不貞行為にすり替え」の岸和田市長に憤り、性被害主張の女性側が見解示す

産経ニュース / 2024年12月26日 20時0分

記者会見する大阪府岸和田市の永野耕平市長(左)と妻の紗代さん=12月24日午後、大阪府岸和田市(沢野貴信撮影)

女性との性的関係を巡り大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)が自身の不信任を決議した市議会を解散した問題で、性被害を訴えている女性の代理人弁護士は26日、「市長が単なる不貞行為にすり替えようとしていることに女性は非常に憤っている」などとする見解を示した。

議会解散に踏み切った24日の会見で永野氏は女性との関係を改めて「不貞行為」とし、「訴訟上の秘匿義務がある中で可能な限りの説明責任を果たした」と主張した。

これに対し女性側は、市長が解決金500万円を支払う内容で和解した民事訴訟の調書の前文で「市長は優越的な立場にあって、社会的な上下関係が形成されていた」と言及されたことを指摘。「本件は『不貞』等では決してありません」と批判し、和解には口外禁止条項が含まれていないことも強調した。

また、24日の会見には市長の妻も同席したが、女性側は「自殺を考えるほど追い詰められていた女性が提訴前に、市長の妻宛てに被害の詳細や思いをつづった手紙を書いたことがあったが、市長や妻はそれを無視した」と述べた。

SNS上では、女性側の姿勢を問題視した第三者の投稿がみられるとして、「市長は立場を利用して一方的な主張や都合よく脚色したストーリーを発信している。建前では『被害者を守る』『秘匿』と述べているが、実際には正反対の状況が作り出されていると感じている」とした。

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