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「完全犯罪 薬物」紀州のドン・ファン元妻が検索 結婚翌月に離婚届作成 検察側冒頭陳述

産経ニュース / 2024年9月12日 12時12分

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=に致死量の覚醒剤を飲ませ、殺害したとして、殺人罪などに問われた元妻、須藤早貴被告(28)の裁判員裁判の初公判が12日午前10時40分から始まり、検察側は冒頭陳述で「覚醒剤を使った完全犯罪をたくらんだ」と指摘した。須藤被告は「殺していません」と無罪を主張している。

冒頭陳述で検察側は、被告が野崎さん死亡の約2カ月前から「完全犯罪 薬物」「覚醒剤 過剰摂取」などのキーワードでネット検索をしていたと説明。その間に覚醒剤の密売人と接触し、致死量を超える覚醒剤を入手したとも指摘した。

また野崎さんの死亡推定時刻に一緒にいたのは被告のみで、野崎さんが将来の展望を周囲に語っていたことなどから自殺の動機はなく、覚醒剤を使用した過去もないとして、事故の可能性も否定した。

被告と野崎さんが結婚したのは、野崎さんが亡くなる3カ月前。だが結婚後も、被告が東京と和歌山を行き来する生活をしていたことに野崎さんが不満を募らせ、3月には離婚届を作成していたとした。検察側は「財産目当てで結婚し、莫大な遺産を得るため致死量の覚醒剤を摂取させて殺害した」と主張した。

野崎さんの遺産は約13億円といわれる。妻だった被告には相続権があるが、殺人罪などで刑に処せられた場合は欠格事由に該当し、相続人となることができない。

起訴状によると、平成30年5月24日、殺意を持って何らかの方法で野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒により死亡させたとされる。

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