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戦後を代表する女性詩人、新川和江さん死去 95歳 産経新聞「朝の詩」選者を36年務める

産経ニュース / 2024年8月20日 10時12分

新川和江さん

戦後を代表する女性詩人で、本紙「朝の詩」の元選者、新川和江(しんかわ・かずえ)さんが10日午後11時、心筋梗塞のため死去した。95歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男、博(ひろし)氏

茨城県出身。県立結城高等女学校時代、近隣の下館町(当時)に疎開していた詩人の西條八十(やそ)に自作詩を送ったのをきっかけに師事した。戦後上京して本格的な詩作活動に入り、昭和35年に「季節の花詩集」で第9回小学館文学賞。40年には詩集「ローマの秋・その他」で第5回室生犀星詩人賞を受賞した。

62年に「ひきわり麦抄」で第5回現代詩人賞、平成12年に「いつもどこかで」で第47回産経児童出版文化賞JR賞など受賞を重ねた。

主婦感覚を大切にした詩作や、日本語の美しさを引き出す巧みな修辞で高い評価を得る一方で、女流詩人の育成に貢献。昭和58年には詩人の吉原幸子と女性だけの季刊詩誌「現代詩ラ・メール」を創刊し、女性初の日本現代詩人会理事長、会長をそれぞれ務めた。平成12年、勲四等瑞宝章。

産経新聞1面「朝の詩」選者は昭和57年8月の開始時から36年間務め、「100歳の詩人」と呼ばれた柴田トヨら多くの才能を見いだした。

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