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クレパス、愛されて100年目 書きやすく、塗り重ねられ、多彩な表現ができる画材 知ってる?!

産経ニュース / 2024年7月24日 8時0分

昭和3年当時のクレパス(サクラクレパス提供)

サクラクレパスの登録商標であり、小学校の図画工作で手にする人も多いクレパス。クレヨンのように使いやすく、パステルのように色が鮮やかな棒状の画材として大正14年に前身の文具メーカー、桜クレィヨン商会が開発し、来年で発売から100周年を迎える。

大正から昭和、平成、令和まで時代を超えて愛用され続ける理由は、圧倒的な使いやすさにあると同社の西村信一専務は分析する。「高度な専門知識が必要な油絵の具やパステルに比べて、簡単に線を描けるクレヨンは子供でも使える。ただ、クレヨンは硬いので面を描くのに向いていない。軟らかいクレパスは面を塗りやすく、画材としての性能が高い」と説明する。

子供向けと思われがちだが、専門家用のものは85色もあり、絵画やイラストのプロにも使われている。色を重ねることもできるので、塗り重ねた色を削って下地の色を見せるスクラッチという技法に向いているほか、厚く塗り込むことで油絵風のタッチにすることもできる。多彩な表現が可能だ。

絵を描くことを楽しむアマチュアが油彩画や水彩画、パステル画など、さまざまな作品を応募する「全日本アートサロン絵画大賞展」では昨年、クレパス画の作品が文部科学大臣賞を受賞し、クレパスを使った表現が高く評価された。最近では、大人も楽しめる描き方が動画サイトに投稿され、人気を集めている。

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