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「作品支えた皆に感謝」「路上生活者も頭にとどめて」 絹谷幸二芸術賞の2人が喜び語る

産経ニュース / 2025年2月12日 18時24分

作品の前に立つ奨励賞受賞の弓指寛治さん=12日午後、東京都台東区(寺河内美奈撮影)

12日に行われた「第2回絹谷幸二芸術賞」(産経新聞社、絹谷幸二美術財団など主催、チャーム・ケア・コーポレーション共催、サクラクレパス、ミキハウス協力)の授賞式で、大賞に選ばれた川田知志さん(37)と、奨励賞受賞の弓指寛治さん(38)が喜びを語った。

「一人では無理で、認めてくれる人がいないとだめ。学芸員の方や友達、作品を良いと言ってくれた鑑賞者の皆さんにありがとうと言いたい」

そう述べた川田さんは、平成25年に京都市立芸術大大学院を修了。フレスコ技法で都市近郊の風景を断片化し、再構築したスケールの大きな壁画を制作する。

弓指さんは、会場に飾られた山谷地区を描いた作品を説明しながら、「路上生活者がいて、僕らもいるということを少しでも頭にとどめてほしい」と語った。

弓指さんは22年に名古屋学芸大大学院を修了し、映像制作会社を経て27年に「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」で現代美術を学んだ。その成果展で、母の自死をモチーフにした「挽歌」が金賞を受けた。

審査員の絹谷幸二氏は「どんな分野でも個人の個性が大切になる。今後、精進されていく中で、ご自身の独自性というものを発揮していただけたらうれしい」と2人にエールを送った。

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