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<朝晴れエッセー>手話を学ぶ

産経ニュース / 2024年7月11日 5時0分

80代前半の知人女性に刺激を受けて、昨年12月に「はじめての手話」の本を買って学び始めた。

私は中途失聴で、話すことはできても相手の言葉を聞きとることができないので、会話では必然的に筆談をお願いしている。

しかし、デジタル社会の今は、筆談はなかなか頼みづらく一瞬引いてしまうときもある。

手話は、耳の聞こえない人のためのコミュニケーション方法だが、中途失聴では覚えるのにハードルが高く、また自分ができても相手の人ができなければ意味がないと、学ぶ意欲がなかった。

冒頭の女性は、40代で手話を覚えて通訳もできる方だが、使わなければ忘れてしまうといっていた。

この年末喜寿になる私は、通訳まではとても無理だが、少しでも覚えて何かのときには役立ってくれればとの思いで始めた。

指文字、挨拶や気持ち、感謝の簡単な表現など、覚えた手話を忘れないように単語を口にしながら、日々手指でささやいている。

一歩前進したいと思っているのだが…。

広瀬比呂子(76) 横浜市港北区

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