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「芸術人として何よりの励まし」世界文化賞受賞のアン・リー氏が喜び、東京都内で祝賀会

産経ニュース / 2024年11月20日 21時12分

台北駐日経済文化代表処の李逸洋駐日代表主催の受賞祝賀会で、謝辞を述べる演劇・映像部門受賞者のアン・リー氏=20日午後、東京・虎ノ門(桐原正道撮影)

世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第35回受賞者(演劇・映像部門)で世界的映画監督、アン・リー氏(70)の祝賀会が20日、都内のホテルで開かれた。リー氏は「世界文化賞初の台湾人受賞者となり、心からうれしい」と喜びを語った。

台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の李逸洋代表が主催。リー氏夫妻や日本美術協会の日枝久会長、映画監督の是枝裕和氏、台湾出身の女優、林志玲(リン・チーリン)氏らが出席した。

李代表は「台湾の光であるリー氏の映画は台湾人に誇りをもたらしている」とあいさつし、記念のイラストを贈呈。リー氏は「受賞は台湾で育った芸術人として何よりの励ましだ。紛争が相次ぐ世界に芸術の力で協力していきたい」と語った。

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