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<朝晴れエッセー>私の一日

産経ニュース / 2024年6月26日 5時0分

私は賃借団地住まいで、年金収入だけの独居老人です。6月で81歳になりました。2型糖尿病で、通院と処方薬でどうにか過ごしています。身内は妹とおいの2人だけです。さすがにこの年齢になると目が覚めるのが早いです。それに夜間頻尿で何度ものトイレ、睡眠が分断され、日中二度寝が欠かせません。リクライニングの椅子を倒し二度寝する間にも必ず夢を見ます。あまりいい夢ではありません。

たまにですが新聞、雑誌などの読者欄に感想文などの投稿をしています。また日記兼随筆として身辺の事柄をつづってもいます。投稿したものは採用されたことはなくほとんどがボツです。そのボツになった原稿と日々の雑想を集め、自費出版エッセー本にもしています。ボツ原稿供養の意味もあります。それが8冊目になりました。

朝には南側のサッシ戸と北側の窓を開放し、新鮮な空気に入れ替えています。今、部屋には13個の小さな観葉植物があります。朝には「おはよう。どう具合は」と声がけし、そっと葉に触れ「自分も頑張るからね」と会話を交わしています。植物にはその声が聞こえていると誰かが言っていました。それに乳牛にモーツァルトの曲を聞かせると乳の出がよくなるとも聞きました。これからは観葉植物にもその曲と、私の駄文とを読み聞かせる一日にしたいと思っています。

二川原良三(81) 相模原市南区

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