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世界4大コンペでグランプリ 茨城県立笠間陶芸大学校・佐藤特命教授 大井川知事に受賞報告

産経ニュース / 2024年6月23日 8時17分

グランプリ受賞を報告した(左から)県立笠間陶芸大学校の佐藤雅之特命教授と大井川和彦知事、金子賢治校長=県庁(県提供)

陶磁器の世界4大コンペティションの一つ「2024台湾国際陶磁ビエンナーレ」で、茨城県立笠間陶芸大学校の佐藤雅之特命教授(55)がグランプリに輝いた。佐藤教授は「このような賞をいただき光栄。自分が思う美を求め、制作し、評価される。最高です」と喜んだ。同大学校幹部と茨城県庁を訪れ、大井川和彦知事に受賞報告を行った。

同大学校によると、台湾国際陶磁ビエンナーレは、日本で開催される「国際陶磁器展美濃」や、イタリア・エミリア・ロマーニャ州の「ファエンツァ国際現代美術陶芸コンペティション」などと並ぶ陶磁器の世界4大コンペの一つ。

2004年から隔年で行われており、2024年は66カ国から計1216作品の応募があった。写真や現物での審査を経て5月2日に最終結果が発表され、金賞や特別賞など入賞20点のうち、佐藤教授は最高賞のグランプリを獲得した。

知事への受賞報告には、佐藤教授と、同大学校の金子賢治学校長が同席。金子学校長は「本校では、五味謙二教授が(10年前の)美濃でグランプリを受賞している。今回の受賞で4大コンペのグランプリは2人となった」と報告した。

大井川知事が「すばらしい。イタリアのエミリア・ロマーニャ州は県の姉妹都市なので、ぜひイタリアのコンペにも挑戦してください」と激励すると、佐藤教授も「学生たちの模範となるよう、引き続き頑張ります」などと応じた。

佐藤教授の受賞作は作品名が「Shell nest 22-05 (hustle and bustle)」。「動から静へ」がテーマで、重量は35キログラム。ひも状にした粘土を巻き上げながら成形する「手び練り」と呼ばれる技法で作られた。

同作品について佐藤教授は「土は焼くことによって変化する。陶芸の工程はまさに起承転結。そこに面白さがある」などと解説している。

2024台湾国際陶磁ビエンナーレの受賞作品展覧会は10月4日から来年4月6日まで、授賞式は今年11月1日に、いずれも台湾・新北市内の博物館で行われる。(森山昌秀)

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