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口や足で描く絵画展、制作実演も 大阪・ミナミで開催

産経ニュース / 2024年10月4日 22時45分

絵を描く様子を実演する森田真千子さん=大阪市浪速区

病気や事故で手が使えない画家が口や足で筆を使って描いた絵画の作品展が4日、大阪市浪速区のなんばパークス7階「パークスホール」で始まり、訪れた人たちが多彩な作品に見入っている。期間中は大阪市在住の画家、森田真千子さん(68)が制作の様子を公開している。6日まで。

三菱電機ビルソリューションズ(東京都)が社会貢献活動の一環として開催。車いす利用者らに欠かせないエレベーターなどの保守管理会社として、社員に仕事の重要性を学んでもらう目的もある。平成4年から各地で290回開催し、来場者数は82万人を突破。大阪での開催は5年ぶり。

森田さんは生後10カ月の時に高熱による脳性まひで両手が不自由になり、小学校に入学後は口に鉛筆をくわえて文字を書くように。10代の頃に絵を描き始めた。会場では、舌の下に色鉛筆を挟んで色を塗り重ねたり、細かい線を引いたりする様子を実演し、来場者の注目を集めていた。

体の動きを止めるのが難しく、当初は真っすぐな線も引けなかったが、さまざまな方法を試して克服。その経験から森田さんは「障害があっても工夫次第で絵を描ける。ぜひ挑戦してほしい」と話す。来場者との交流を楽しみにしているといい、「励まされたと言われると、うれしい。作品から何かを感じ取ってもらえたら」と笑顔を見せた。

会場では「口と足で描く芸術家協会」に所属する約15の国と地域の37人による油彩、水彩、アクリルなどの作品50点を展示している。午前11時~午後6時(6日は午後5時まで)。入場無料。

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