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24時間受け付ける相談窓口で悩みに寄り添う 「あなたのいばしょ」と生駒市が連携

産経ニュース / 2024年5月9日 11時30分

協定書を交わす小紫雅史市長(右)と大空幸星理事長=奈良県生駒市

若年層を中心とした市民の悩みに寄り添おうと、奈良県生駒市は、誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口を運営するNPO法人「あなたのいばしょ」(東京都)と事業連携協定を締結した。この相談窓口では24時間365日にわたって相談を受け付けており、市と相談内容を共有し必要に応じて支援する。同法人と自治体との連携協定は関西では初めて。

同市では、年間30日以上欠席した不登校児童・生徒が平成28年度は138人だったが、令和4年度には266人に増加。こうした状況の中、市は23カ所の「いこまる相談窓口」で相談を受け付けるなどの対応を取ってきたが、対面や電話による対応で時間帯によっては利用できないという課題があった。このため、若年層が相談しやすいチャットを使う窓口を運営する同法人と連携し、支援の充実を図ることにした。

同法人は厚生労働省登録相談窓口としてチャット相談窓口を運営。自治体とはこれまでに神奈川県横須賀市と熊本市、熊本県宇城市と同様の協定を結んでいる。

今回の協定では、法人側が相談窓口を提供。市の専任職員が必要に応じて関係機関とともに相談者への訪問などを実施したり、自殺リスクの高い住民の情報を収集したりして支援を積極的に行うなどとしている。

小紫雅史市長は「チャットは若い人にとって電話よりも相談しやすいツールのようで、安心材料になる。万一の受け皿になってほしい」と説明。同法人の大空幸星理事長は「自治体ができないことは私たちが、私たちができないことは地域でしていただければ」と話している。事業の実施期間は令和9年3月末まで。

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