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「短鎖脂肪酸普及協会」立ち上げ 正会員企業として江崎グリコら5社参画

産経ニュース / 2024年11月27日 17時0分

短鎖脂肪酸普及協会の福田真嗣代表理事(中央)、学術アドバイザーの内藤裕二氏(左)と金倫基氏(右)=東京・千代田区

腸内環境から健康維持のカギを握る、短鎖脂肪酸の認知と理解を広げることを目的とする「短鎖脂肪酸普及協会」が27日、東京都内で立ち上げ発表会を開いた。正会員企業として江崎グリコ、カルビー、ホクト、ミツカン、明治の5社が参画し、今後は腸内での短鎖脂肪酸の産生や増加が認められた商品に対し、同協会独自の認定マークを付与するなどして、普及活動を展開していく。

短鎖脂肪酸は腸内細菌が食物繊維やオリゴ糖を分解し産生する主要な代謝物質の一つ。主に酢酸、プロピオン酸、酪酸の3つがあり最近の研究では便通改善、免疫機能の増強、肥満抑制、持久力向上などの健康機能が明らかとなっている。

同協会が実施したアンケートによると、短鎖脂肪酸の認知度は16・7%にとどまり、他成分と比べ最も低い結果となった。また短鎖脂肪酸を知っている人でも63・7%が「名前だけ聞いたことがある」という状態で、理解度も低いのが現状だ。代表理事に就任した福田真嗣氏は「短鎖脂肪酸が科学的に重要なのは明らか。まだまだ知られていない奥深さがある」と語った。

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