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夏バテの食欲不振は髪の大敵 タンパク質やミネラル、ビタミンの摂取を きょうからヘア活

産経ニュース / 2024年8月22日 9時0分

全国各地で最高気温35度以上を記録するなど、例年以上に暑さが際立った今年の夏。月末にかけても高温が続き、9月の残暑も厳しそうです。

暑さに体が参るとでてくる症状の一つが、夏バテによる食欲不振です。なぜ夏バテで食欲が振るわなくなるのでしょうか。

そもそも胃や腸などの消化器は、自律神経により働きが調整されています。ところが自律神経は、夏に働きが低下することがあります。その要因となるのが、室内と屋外の激しい気温差によるストレスです。こうした自律神経の働きの低下に加え、発汗による脱水で血液がうまく巡らなくなると、胃や腸の消化・吸収機能が落ちてしまいます。

食欲不振は、免疫力の低下や体のだるさなど、さまざまな悪影響のもとになりますが、実は、髪にとってもマイナスです。

食べる量が減ってしまうと、髪の成長に必要な栄養が行き渡らなくなり、9~10月頃に抜け毛が増えたり、髪質が悪くなったりしてしまいます。

今年は暑さによる髪へのダメージが顕著に見られます。例年は秋になると抜け毛の悩みでの受診が増えますが、今年はすでに8月からクリニックに駆け込んでくる患者さんが多く見られます。

健やかな髪を育むには、食事で体そのものをいたわる「インナーケア」が大切です。では、どういった食材をとるようにすればよいのでしょうか。

まずは豆腐などの大豆製品、肉、青魚、卵といった高タンパクな食材です。毛髪の約85%はタンパク質でできています。1食あたり手のひら1つ分くらいの肉や魚(100グラム程度)が目安です。暑くて食が進まない夏は、冷ややっこ、豚肉の冷しゃぶなどが食べやすいです。

また髪の新陳代謝の促進には、ミネラルやビタミンが欠かせません。旬の野菜やフルーツをうまく献立に組み入れてとるようにしましょう。

何より重要なのは、バランスのとれた食事です。タンパク質やミネラル、ビタミンの摂取を心がけつつ、なにか特定の食材ばかりに偏って食べるようなことがないように、メニューを組み立ててみましょう。そうした食事の工夫が、秋以降の抜け毛対策につながります。(クレアージュ エイジングケアクリニック総院長 浜中聡子)

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