伊藤環境相「水俣病問題の根深さ、大変さ感じた」 新潟市での被害者団体との懇談終える
産経ニュース / 2024年7月18日 18時32分
新潟水俣病の被害者団体が求めていた伊藤信太郎環境相との懇談は最終日の18日、前日に引き続き新潟市内で開かれた。この日の懇談には、新潟水俣病患者会の19人が参加。同会事務局の萩野直路さん(70)は「問題解決には国の患者認定基準を見直す以外にない」と求めたが、伊藤氏は「平成25年の最高裁判決で認定基準は否定されていない」と従来の説明を繰り返し、現状を維持する姿勢を示した。
伊藤氏は冒頭、今年5月に熊本県水俣市で懇談した際に、環境省職員が被害者団体側の発言中にマイクを遮断した問題について陳謝した。
患者会は、医学的見地から水俣病について環境省と専門家らが公開討論を行うことを要望したが、伊藤氏は、環境省とノーモア・ミナマタ被害者・弁護団連絡会議(全国連)との実務者協議の中で問題の解決方法などを話し合うとした。
伊藤氏は、7月上旬に熊本、鹿児島両県で被害者団体と再懇談を行ったあと、新潟での2日間の懇談をこの日で終えた。懇談で感じたことを聞かれた伊藤氏は「九州と新潟で計12団体と会い、水俣病問題の根深さや問題解決の大変さを感じるとともに、問題解決への責任感を強めた」と振り返った。
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