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<書評>昭和100年記念本 『玉袋筋太郎の#昭和あるある』玉袋筋太郎著

産経ニュース / 2024年12月15日 9時40分

>『玉袋筋太郎の#昭和あるある』

テレビ番組を通して昭和の古き良き食文化「町中華」の人気を引っ張る著者が、昭和元年から来年で100年を迎えるのを記念して刊行したエッセー集。町中華のほかダイヤル式黒電話やインベーダーゲーム、俳優のブルース・リーら昭和の思い出をつづる。

著者は「ほとんどが無駄な知識で読んで忘れてもなんの支障もない」と言う。ただ、「昭和オヤジ」「令和を生きるZ世代」双方への助言には耳を傾けたい。おじさんは「昔はよかった」と上からモノを言わない。若者が「世代が違う」と昔を知らないことを誇るのはカッコ悪い。お互いが役に立つ言葉だ。 (双葉社・1760円)

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