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<書評>『すごい野菜の話』一石英一郎著

産経ニュース / 2024年8月11日 5時30分

『すごい野菜の話』

植物が生存戦略として生み出す成分を、人類はどのように健康維持に利用してきたか。テレビでも活躍する医師が解説。例えば、発汗や消化液分泌を促すトウガラシの辛味成分、カプサイシン。トウガラシは鳥だけに実を食べさせ、遠くへ種子を運ばせるためにカプサイシンを合成する。その辛味を鳥以外の生物は避けるが、辛味に反応しない鳥は実を丸吞みし、種子を傷つけずに排泄するという。

植物の成分が歴史に与えた影響も考察。豊臣秀吉は、ビタミンB1の不足から発症する脚気(かっけ)で死亡した疑いが強いという。野菜を食べることがいかに重要かが分かる一冊。(飛鳥新社・1540円)

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