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<書評>『モンゴル帝国』楊海英著

産経ニュース / 2024年9月8日 7時0分

遊牧民は中華世界で蛮族扱いされてきた。だが、ソ連崩壊と中央アジア諸国の独立で、歴史の現場の調査が可能に。古墳や石碑などの研究も進み、「野蛮」というイメージが変わってきたそうだ。本書もそうした研究成果を踏まえ、ユーラシアを席巻した遊牧民の大帝国で女性が果たした役割を、婚姻政策などから明らかにする。

モンゴル帝国では女性も遠征や政治集会に参加し、日本遠征を命じたことで知られるフビライが5代ハーンとなれたのは妻の実家の存在が大きいという。モンゴル帝国の女性たちを描く漫画『天幕のジャードゥーガル』の世界が分かる一冊。(講談社現代新書・1430円)

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