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〈書評〉『陰陽師の平安時代』 中島和歌子著

産経ニュース / 2024年7月28日 7時0分

『陰陽師の平安時代』

小説や漫画にも登場する陰陽師(おんようじ)は、どのような仕事をしていたのか。

陰陽道(おんようどう)とその時代背景を解説した本書によると、彼らは占いを専門とする技官。もとは律令官名だが、10世紀のうちには職業名として用いられ、私的な依頼にも応じていた。占いの対象で最も重要なのは、地震や噴火といった国家的な「災害」と不可解な現象を指す「怪異」だったという。

陰陽道は、災害や怪異が神の祟りとして恐れられていた時代に形成された。外国からの侵略危機だったなら、別の対処法が生まれていたと著者はみる。「おんみやうじ」になるのは鎌倉・室町時代以降だそう。(吉川弘文館・2090円)

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