<書評>『ひらがなの世界』石川九楊著
産経ニュース / 2024年6月16日 7時20分
書道を学ぶ人が「かな書の最高峰」として手本にする「高野切(こうやぎれ)古今和歌集」は従来、誤字や脱字を含む書き間違いが多数あることが指摘されてきた。しかし、これらは本当にミスなのか。書家である著者が、ひらがなが本来持つ豊かな表現技法をひもときながら、一字一字を丹念に見つめる。
平安時代中期に生まれたひらがな(女手)は文字と文字が結合する構造を持ち、書かれるべき文字を隠し、あるいは書かれる必要のない文字を出現させる表現を生んだという。活字に毒された近代人のわれわれを、古代の知的共同体にいざなう刺激的な一冊だ。(岩波新書・1056円)
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