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首都圏の中学受験、東京と神奈川で本格化 受験率は過去最高か 有力大付属校の人気に拍車

産経ニュース / 2025年2月1日 10時54分

保護者に付き添われながら会場入りする受験生たち=1日午前、東京都世田谷区の駒場東邦中(岩崎叶汰撮影)

首都圏の私立中学受験は1日、有力校が集中する東京と神奈川で解禁され、本格化した。中高一貫校でトップクラスの男子進学校として知られる駒場東邦(東京都世田谷区)にも同日、多くの受験生が訪れ、難関に挑んだ。

「小3から準備、やれることはやった」

同校には午前7時の開門前から、マスク姿の受験生や保護者が列をなした。開門後、受付が始まると、保護者は受験生の肩を叩いたり、握手をしたりして激励。学習塾関係者の姿は、学校側が同行を控えるよう求めていたためみられなかったが、スマートフォンによるビデオ通話で、「あなたなら大丈夫。最後まであきらめずに」などとエールを送っていた。

都内に住む会社員の男性(50)は、「長男がチャレンジする。小学3年生から準備を重ね、やれることはやったと思うので、あとは思いきりぶつかってきてほしい」と話した。

駒場東邦中によると、今回入試の出願者数は617人で、前回の644人から30人ほど減少した。同校の田子久弥教頭は、「今年は、いわゆる難関校の出願者が全体的に減少し、その分、中間的な位置づけの学校が増加しているようだ。安全志向の考え方が広がっているのかもしれない」とする。

明大明治、立教池袋は出願者増

首都圏の中学受験では、例年2月2日に試験を実施してきたキリスト教系の人気校・青山学院中等部が、今年は礼拝日の日曜と重なるため、翌3日に日程をずらした。試験が集中する1日が日曜の年は、影響が甚大で「サンデーショック」と呼ばれる一方、今年はそれに近い「プチサンデーショック」に当たる。

学習塾「栄光ゼミナール」によると、これにより、2日に入試日が設定され、難易度が同中と近く、なおかつ同じ「大学付属校」が例年よりも人気に。明治大学付属明治や同大付属中野、立教池袋がいずれも昨年同期(1月下旬)比で出願者を増やしている。倍率も上がる見込み。

また、受験率を巡っては、少子化の一方、各校ごとに多様で特色のあるカリキュラムが整うなどしてきたことで中学受験に意欲を持つ児童が増え、今年の入試の受験率は過去最高の20%近くまで達するとの見方が出ている。

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