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意外と知らない奨学金の世界 新聞配達で奨学金がもらえる仕組みも…受験生の選択肢に

産経ニュース / 2024年10月10日 13時0分

現実的な問題として、大学生活にはお金がかかるものだ。入学金や授業料以外にも教科書代など勉学にかかるお金もあるし、自宅を離れれば、下宿代も必要になる。「お金が用意できないから、大学受験は難しいかも」と心配する受験生もいるが、奨学金を活用するなどしてキャンパスライフを送っている学生も多い。自分にあった制度があるか事前に知っておくことも大事だろう。

まず、日本学生支援機構奨学金だ。原則返還の必要がない「給付奨学金」と卒業後に返還の必要がある「貸与奨学金」の2種類がある。

貸与奨学金のなかにも、無利子で貸与される「第一種」と、有利子の「第二種」の2種類があり、基準を満たせば両者の併用も可能だ。詳しくは日本学生支援機構のHPを確認してほしい。

また、都道府県や市町村など地方自治体が実施している奨学金制度がある。対象は居住地などで制限されることが多いが、自分の居住する地域で該当制度がないか調べてみるのもいいだろう。

さらに、入学した大学で、独自の奨学金制度(給費・特待生制度)を持つ場合もある。募集時期や選考基準はさまざまだが、成績優秀、品行方正といったことを条件にしているところが多い。

入試の成績優秀者を特待生として採用したり、通常の入試とは別枠で募集する「特待生入試」を実施したりするケースもある。

最後に「新聞奨学生」という仕組みもあることを知っておいてほしい。新聞販売所で新聞配達やチラシの折り込みなどの業務を行うことで給料と奨学金を受けながら、大学などに通う仕組みだ。

例えば、産経新聞奨学会(大阪)では、朝刊配達と付随業務の1日3時間半の業務で、毎月11万5900円の給料のほかに月4万4000円の奨学金を受け取れる仕組みなどがある。仕事と勉強を両立させるのは大変だが、経済的な課題をクリアするための選択肢になるかもしれない。

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