1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

共通テストは得意な生徒も苦戦する分量 河合塾の英語人気講師が語る「速読力強化法」 

産経ニュース / 2024年10月4日 13時0分

胡摩﨑章秀先生

センター試験から共通テストへの移行に伴い、英語の試験はより多くのワード数を扱うようになってきました。直近の共通テスト(リーディング)では約6200~6300ワードを80分で処理する必要があり、これは英語が得意な受験生でも「できるのか」という量なので、大半の受験生にとって大きな負担となります。

国公立大の入試問題でも長文化傾向が顕著であり、じっくり考える力と、迅速に情報を読み取る力の双方を求められるようになってきています。また、難易度の高い単語も頻繁に登場するようになり、語彙力の強化が必須です。

速読力を高めるためには、英語の音を聞きながら文章を読む練習が効果的。特に一度授業などで扱った長文を復習する際に音を聴きながら、左から右へ英語の語順でスムーズに読み進めることが重要です。単語学習は毎日の継続が鍵。例えば1日100~150個と少し多めの数の英単語をどんどん見て、1カ月で何度もその単語に触れる方法が効果的です。

速読力や語彙力の強化については音声データを活用することが本当に大事。当然リスニング力の強化にもつながるので、毎日英語の音に触れてほしいと思います。

過去問は出題形式の理解には役立ちますが、これだけの学習はあまりよくない。そもそもの英語力を養うためには、学力アップのために作成されたテキストや問題集を継続的にやることが大切。模擬試験は実力を測るための良い機会。結果に一喜一憂せず、知らなかった知識や表現などをノートにまとめていくことをお勧めします。模試の受けっぱなしはよくない。

秋から勉強を本格化させる現役生は通学時間に英単語を聴くなど効率的に勉強をしてほしい。試験が近づけば近づくほど、時間の価値は増していきます。大きな目標に向けて、一分一秒を大切に。

胡摩﨑章秀(ごまさき・あきひで) 京大・阪大クラスを中心に高校生から高卒生までの幅広いレベルの授業を担当。教材作成では英作文や英文解釈テキストの執筆、また阪大入試オープンの作成も務める。「良い教材と良い授業を通じて英語をわかりやすく」をモットーに、生徒からの支持も厚い。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください