1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

入試目前、大学予備校「ニチガク」が突然の閉鎖 破産視野に債務整理、高校生「なぜ今」

産経ニュース / 2025年1月6日 15時55分

大学受験予備校「ニチガク」の入り口に貼られた案内文の一部=6日午後、東京都新宿区(斉藤佳憲撮影)

東京・新宿の大学受験予備校「ニチガク」が4日に教室を閉鎖したことが分かった。運営会社「日本学力振興会」側は破産申し立てを視野に債務を整理する予定としている。受講生には事前の通知などはなかったとみられ、入試本番直前の突然の閉鎖に、混乱が広がっている。

「債務支払いに窮する状態」貼り紙

「債務者は、現在債務の支払いに窮する状態にあるため、破産申し立てを視野に入れ、債務を整理する予定でおります」。関係者らによると、日本学力振興会の代理人弁護士名で、このように記載された案内文が4日、西新宿にあるニチガク校舎前に貼り出された。

ニチガクのウェブサイトによると、令和5年度に大学受験した受講生は165人で、このうち合格者(第2志望まで)は東大9人を含む155人、合格率は93・9%に上る。

「予備校銀座」で40年以上の実績

学校紹介の欄には、「『予備校銀座』と呼ばれる日本一の予備校密集地帯である西新宿で40年以上の指導実績を誇る予備校です。少人数制の利点を活かし、徹底的に生徒に寄り添い、希望の大学に合格するまで懇切丁寧な指導をいたします」などと記されている。

大学入学共通テストは今月18、19日に実施される。校舎には6日、教室内の私物を引き取りに来たとみられる受講生の姿がみられた。高校2年の女子生徒(17)は来年の受験に備えて通っていたが、突然の閉鎖に不安げな様子。「自分もそうだが、とにかく先輩たちが心配。今になってなぜこんなことになるのか」と戸惑いを口にした。

案内文は、「関係者の皆様方にはご迷惑をおかけすることになり深くお詫び申し上げます。債務者の窮状をご理解頂き、何卒よろしくお願い申し上げます」と結ばれていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください