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滋賀の高校新聞部員が衆院議員ら訪問 COP29開催に合わせ環境問題について意見交換

産経ニュース / 2024年11月19日 19時21分

環境問題について斎藤アレックス議員と意見を交わす斉藤元陽さん(左)=大津市

滋賀県内の高校新聞部の生徒が県選出の衆院議員の地元事務所を訪問し、環境問題について意見交換した。アゼルバイジャンで国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が開催されているのに合わせ、国際環境NGOのグリーンピース・ジャパンが企画。生徒は気候変動や再生可能エネルギーなどに関し、議員や秘書に熱心に質問していた。

訪問したのは、県立八幡工業高校と県立虎姫高校の新聞部の生徒計7人。生徒らは今年8月、同NGOの主催で、大津市の旧大津公会堂で開かれた気候変動の影響をアートで感じる「HELP展」に参加し、「琵琶湖と気候変動」をテーマにした新聞を制作した。

八幡工の生徒は、武村展英議員(自民党)の同県草津市の事務所と、斎藤アレックス議員(日本維新の会)の大津市の事務所を訪問。琵琶湖の環境問題について質問された武村議員は「環境は一度壊れてしまうと100年は元に戻らない。分からないことも多く、調査研究が最も重要だ」と説明した。

斎藤議員とは、脱炭素の取り組みやエネルギー問題を巡って意見交換。斎藤議員は「(気候変動で)琵琶湖の漁業資源は大きな影響を受けるだろう」と厳しい見通しを示し、「温室効果ガスをできるだけ減らすことが大切だ」と強調した。

水素発電に関心があるという八幡工3年の斉藤元陽(あさひ)さんは意見交換後、「政治に意見を届ける貴重な体験ができた。二酸化炭素を出さず、自然を傷めることもないエネルギーを開発してほしい」と話していた。

一方、虎姫高の生徒は、同県長浜市の上野賢一郎議員(自民党)の事務所を訪れ、秘書に自作の新聞を見せながら、地域の川の環境保全などについて質問した。

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