女性の健康課題、知ってる? 男子高校生に産婦人科医がレクチャー「寄り添えるように」
産経ニュース / 2024年8月30日 13時56分
男子高校生が女性の健康課題を産婦人科医から学ぶ性教育の特別授業が東京都千代田区の正則学園高校で行われた。生徒会メンバーら2、3年生の有志生徒15人が参加し、女性ホルモンの分泌に波があることや心身への影響について講義を受けた。
29日に実施された特別授業は、女性の健康課題の啓発に取り組む出版社「宝島社」のプロジェクトの一環で行われた。同社は異性の健康課題を知ってもらおうと、男子校を中心に性教育の機会を提供している。
対処できる時代に
授業では、産婦人科医の吉形玲美さんが講師を務め、生理に伴う不調や病気、中高年の更年期に表れる多様な症状について、女性ホルモンの作用やメカニズムを医学的な視点で解説した。「生理の不調や更年期の悩みは、産婦人科医に相談すれば低用量ピルなどの適した薬で対処できる時代になっている」と説明した。
さらに、女性の健康課題をテクノロジーを用いて解決する「フェムテック」などの新サービスが次々と開発されていることを紹介し「IT企業に就職したら、男性もフェムテックの開発やサービスの普及に携わるかもしれない。身近な女性が生理や更年期の症状で悩んでいたら、こうした対処方法があることを教えてあげられる人になってほしい」と語り掛けた。
「パートナーできたら役に立つ知識」
授業を受けた高校3年の男子生徒(18)は「異性の体の仕組みを知ることで寄り添い方を考えるきっかけになる。パートナーができたときに役立てたいし、更年期世代の母にも気を配りたい」と話した。
同校では、今回の授業を受けた生徒らが中心となり、全校生徒を対象に女性の健康課題に関する知識を問うアンケートなどを実施。男子高校生がどれくらい異性に関する正しい知識を持っているのかを把握し、11月の文化祭で展示発表する予定だという。(篠原那美)
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