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「英霊に感謝したい」終戦の日迎えた靖国神社 多くの参拝者が祈りささげる

産経ニュース / 2024年8月15日 16時36分

終戦の日を迎え、靖国神社で黙とうする人たち=15日正午、東京都千代田区(斉藤佳憲撮影)

終戦から79年を迎えた15日、靖国神社(東京都千代田区)には猛暑の中、多くの参拝者が訪れ、戦没者への祈りをささげるとともに平和への思いを新たにした。

約50年にわたって終戦の日に参拝を続けているという東京都青梅市の無職、野崎昭男さん(74)は、特攻隊員だったおじを亡くした。まじめで素直な性格で、自分から志願したという。「ありがとうと言いに来た。あの世でも日本を守ってほしい」と話した。

横浜市の無職、馬場昭光さん(83)は「戦争は絶対にやってはいけない」と訴える。父親が陸軍兵士として台湾へ赴いたといい「亡くなった人の話を、悲しそうに話していた」と振り返った。

7人きょうだいの長男を戦争で亡くし、毎年参拝しているという東京都武蔵野市の無職女性(84)も「戦争だけは繰り返してはいけない」と語った。

大阪市の中田直芳さん(45)は、小学生の子供を連れて家族4人で参拝。「子供にも、日本のために死んでいった人がいると知ってほしかった。英霊に感謝したい」。

若い世代の姿もみられた。中学1年から終戦の日に参拝しているという東京都練馬区の高校2年、本間義隆さん(17)は「戦死した多くが若者だと学んで、悲しい気分になった」。ウクライナや中東など、世界では今も戦争や争いが続く。「実際に何が起こっているのかを理解するために、考えて勉強を続けたい」と述べた。(梶原龍)

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