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区長賞に沢田拓武さん、産経賞は森兼蘭子さん 東京都北区・比べて読もう新聞コンクール

産経ニュース / 2024年12月16日 21時35分

区長賞の沢田拓武さん(右)と産経新聞社賞の森兼蘭子さん=16日、東京都北区王子の北とぴあ(篠原那美撮影)

東京都北区の小中学生が新聞記事を読み比べ、考えを書く第12回「比べて読もう新聞コンクール」(区教育委員会、北区新聞販売同業組合主催)の受賞者が決まり、表彰式が16日、同区王子の文化施設「北とぴあ」で開かれた。6490点の応募から、最優秀賞の区長賞に王子桜中2年、沢田拓武さんの「多様性を認め働く時代へ!」が選ばれた。

沢田さんは調布市で毎月開催されている認知症の人が接客をする「注文をまちがえるカフェ」の取り組みを紹介した記事と、レジで接客する従業員の負担を軽減するために椅子を導入する小売店の動きをまとめた記事を読み比べた。

沢田さんは自身が両足に装具を着用し、体に負担がかかっていることから「座ってレジ接客できる働き方はありがたいし、他の人と同じように長時間働けることにもつながる」と指摘。「ぼくも大人になったときに自分に合った仕事を見つけ、いろいろな働き方や多様性を受け入れることを大切にしたい」と述べた。

産経新聞社賞には赤羽岩淵中1年、森兼蘭子さんの「海を知ることは、日本を知ること! 海を守ることは、日本を守ること!」が選ばれた。

森兼さんは海の日に掲載された2つの記事に着目。海底に多くの資源が眠る日本の管轄海域の開発と海洋安全保障の重要性を訴える産経新聞の記事と、海水温の上昇が養殖ノリの収穫減少を招いている事例などをもとに、地球温暖化が食卓にも影響を及ぼすと警鐘を鳴らす記事を読み比べた。

家族で潮干狩りに行き、海に親しみを感じているという森兼さんは「日本は海に囲まれているからこそ、長い歴史の中で国が守られ、豊かな食文化も育まれてきた。海を守るために、若い人も海に関心をもってほしい」と話した。

その他の主な賞は次の通り(敬称略)。区議会議長賞=大倉千怜(滝野川第三小2年)「わたしのくらしとふるさとのうぜい」▽区教育委員会賞=高田智弘(豊川小5年)「伝統文化からつなぐ多様性の豊かさ」▽審査員特別賞(北区新聞販売同業組合賞)=昼川瑠海(王子第二小6年)「学びと職業のジェンダー平等に向けて」▽学校賞=第四岩淵小、赤羽岩淵中。

作品は20日まで北とぴあで展示している。

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