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姉妹の母、3歳長女を愛せない 罪悪感を持たずにプラス思考で 原坂一郎の子育て相談

産経ニュース / 2024年7月13日 16時0分

3歳と1歳の女の子の母親です。長女を愛せません。長女は活発で、ものおじしない性格。知らない子がいる遊び場でもすぐなじみますが、家では言うことを聞かず、妹に意地悪をすることも多いです。この1年、怒鳴ってしまう回数が増え、その気持ちは次女が生まれてから強くなりました。長女は夫になついています。「母親はわが子が大好き」と言いますが、そうでない私は母親失格でしょうか。

「母親は子供を愛して当然」ともよく言われますよね。そういう言葉を聞くたびにプレッシャーを感じておられるのでは? 日々のストレスをひとつでも減らすためにも、まず今の自分を否定せず、罪悪感を持たないようにしましょう。

相性というものがあり、自分に合わない人は必ずいます。それが親子で起こることもあり得ます。でも、今、気を付けることは、その気持ちをお姉ちゃんに悟られないようにすることです。悟られると、お姉ちゃんは不安感が行動に出て、あなたが困ることがさらにやってくるかもしれません。

子供が大好きなはずの保育園の先生でも、まれに合わない子がいるものです。が、そんな子供にも分け隔てなく優しく接するので人には気づかれないものです。あなたも、自分の気持ちを認めながら、普段は下のお子さんと同じようにお姉ちゃんと関わるよう努力してください。怒鳴ることがあっても、それ以外の時間は、穏やかに接してあげてください。

「夫になついている」と、その分、あなたの負担が減るし、子育ての大変さを知ってもらう、よいチャンスです。お姉ちゃんのことも、そうやってプラス思考で考えるとよいところもたくさん見えてきますよ。あなたはお姉ちゃんの長所もちゃんと見えていますね。母親失格なんてとんでもないですよ。(こどもコンサルタント)

プロフィル

原坂一郎(はらさか・いちろう) 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演活動を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士でもある。

子育てに関する悩みを「原坂一郎先生へ」と記してお寄せください。原坂先生が回答します。<メール>life@sankei.co.jp

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