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小4で将来を決めようとする娘に不安を覚えたら? 子供の「夢」実現への支援者になろう 原坂一郎の子育て相談

産経ニュース / 2025年1月18日 16時0分

Q 

小学4年生の娘は「とある人気歌劇団の専属オーケストラの演奏家になりたい」と言います。その歌劇団も楽器も大好きだからです。先日、新たに近くにできる中高一貫校の音楽科に「進学したい」と言いだしました。夢は変わる場合があるので、私は娘が早めに将来を決めることに不安を覚えますが、その気持ちを娘にうまく伝えられません。とめるべきか、娘の気持ちを優先すべきか。悩みます。

A 

私が「保育士になりたい」という夢をもったのは大学に入ってからでした。小学4年生で将来の夢が見つかるなんてすごいことです。しかも、その実現に向かって行動を起こそうとしている娘さんには尊敬の念さえ抱きます。

「夢は変わるもの」と思って、今から1つに絞るのに抵抗を覚えるのは分かりますが、娘さんの意志は相当、固いようです。ここはひとつ、親として子供の夢の実現に協力してあげるのはいかがでしょうか。

たしかに娘さんは、その学校に進学したあと、夢がどんどん変わっていくかもしれません。でもそれは、自分の可能性に気づいた証拠で、それはそれで素晴らしいことです。夢が変わってもよいではないですか。娘さんのことだから、変わったとしても、それはきっと今の夢にも関連する何かで、その学校に通っていた経験が、そこでも役に立つような気がします。

新たにできる学校で、しかも家から近いというのも魅力的です。やる気満々の生徒と先生が集まり、みんな仲良くなることが確実に予測できます。娘さんは今、希望に満ちあふれています。それに水をさすようなことは言わないようにし、ご両親は夢の実現の支援者になってください。夢がかなったとき、彼女が一番に感じるのはきっと親御さんへの感謝の気持ちだと思います。(こどもコンサルタント)

原坂一郎

はらさか・いちろう 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演活動を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士でもある。

子育てに関する悩みを「原坂一郎先生へ」と記してお寄せください。原坂先生が回答します。<メール>life@sankei.co.jp

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