1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

宿題が手つかずだから?塾をズル休みした高1の次男 嫌なことから逃げてほしくない 原坂一郎の子育て相談

産経ニュース / 2024年9月21日 16時0分

Q

高校3年生と高校1年生の2人の息子の母です。次男が夏休み明けの塾を欠席しました。夏休みの膨大な英語の宿題が手つかずのままだったからだと思います。気持ちを理解しながらも「行こう」と声をかけ続けましたが、結局、行きませんでした。社会に出た後も嫌なことから逃げないようにと考え、そうしたのですが、彼は時折、にらみつけて黙っていました。どうすればよかったのでしょうか。

A

そのときの息子さんの気持ち、私も経験があるので分かります。でも親になった今は、あなたの気持ちも分かります。親は「子供のため」を思っての言動が多いものですが、実は「自分のため」であることもよくあります。子供が「これがいい」と言っているのに、違う方を選ぶ親もよくいますが、「子供のため」と言いながら、結局は自分の希望を優先させているのです。子育ての中で、子供の気持ちや意思が尊重されていない場面は多いものです。

あなたが「行こう」と言い続けた理由が「将来、嫌なことから逃げる人間になってほしくないから」というのはよいのですが、それも結果的には息子さんの気持ちよりも、自分の思いを優先したことになるように思います。

「どうすればよかったか」とのことですが、行っても正解、休んでも正解だったと思います。結局は休んだようですが、息子さんがずっとダンマリを決め込んだところを見ると、彼なりに思うところがあり、反省もしていたのです。今回のことはきっと彼の人生の糧になったと思います。

私ならどうしたかを考えてみましたが、おそらく笑いながら「え~、宿題していないの!? え~、行かないの!?」と言い、彼に決定を委ねたと思います。そんな軽い反応の方が、子供は結構、言うことを聞いてくれますよ。(こどもコンサルタント)

プロフィル

原坂一郎(はらさか・いちろう) 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演活動を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士でもある。

子育てに関する悩みを「原坂一郎先生へ」と記してお寄せください。原坂先生が回答します。<メール>life@sankei.co.jp

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください