日本人初「国際子ども平和賞」受賞者、川崎レナさんが女子高生にメッセージ

女子高生と談笑する川崎レナさん（左）＝大阪府豊中市の梅花高校

日本人初の「国際子ども平和賞」を２年前に受賞した川崎レナさん（１８）が大阪府豊中市の梅花高校を訪れ、「人権と選挙権」をテーマに講演した。

川崎さんは同市出身。１４歳で国際ＮＰＯの日本支部「アース・ガーディアンズ・ジャパン」を設立し、若者が政治参加できる仕組みを築いたことがオランダの人権団体「キッズライツ」に評価され、令和４年１１月、同賞を受けた。現在、米国の大学に通っている。

今回、１年生約２１５人に向け、川崎さんは「政治をちょっと面白くしようと考え、オンラインで政治家たちと話す機会を作った」と振り返り、「政治が変わるのを待っているだけではダメ。若者が抱える問題の解決策を知っているのは若者だけ」と強調した。

出前授業後、「同世代の人たちと話をするのは久しぶり。思いを伝えられた」と笑顔を浮かべた。