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「学生の街」の課題解消へ 京都外大が地元商工会議所と連携協定、人材確保へ協力

産経ニュース / 2024年6月19日 10時10分

連携協定を結んだ京都外国語大の小野隆啓学長(左)と京都商工会議所の堀場厚会頭代行=18日、京都市下京区

グローバル社会で活躍する人材育成や地元企業での人材確保などを目指し、京都商工会議所と京都外国語大(京都市右京区)が18日、包括連携協定を締結した。学生が同商工会議所会員の企業で実習体験を行うほか、京都検定を使った日本文化の理解などを進める。

「学生の街」と称され、人口の約1割(約15万人)が学生である京都市だが、近年は卒業後の市外への流出が顕著で、地元企業にとっても人材確保の面から課題となっていた。

そうした背景などを踏まえ今回の協定では、京都企業の産業人材の確保支援▽京都で活躍するグローバル人材の育成▽京都観光・文化への理解増進と世界への発信-を連携テーマに設定した。

京都商工会議所に所属し、学生の認知度が低いとされる企業間取引(BtoB)企業を中心に実習体験を実施するほか、同商工会議所が主催する京都検定のテキストを活用した授業や団体受験を行うなどして、グローバル社会への貢献を目指す京都外大生の日本文化への理解向上を図る。

この日開かれた締結式で、京都商工会議所の堀場厚会頭代行は「外大の数々の知見や国際性ある学生の力を、京都の産業振興に足すことで地域企業の発展や魅力ある街づくりに貢献できる」と述べた。京都外大の小野隆啓(たかひろ)学長は「協定をきっかけに、京都で学ぶ多くの学生が京都の地域や文化振興の活性化に関わることを期待する」と話した。(木下倫太朗)

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