教員不足の中、人材発掘へ やめた人や未経験者対象に「教師塾」
産経ニュース / 2024年12月3日 10時54分
奈良県生駒市教育委員会は教員不足に対応するため、教員の仕事を知ることができる「いこま教師塾」を、9日から来年2月まで5回にわたって開催する。小中学校や高校の教員免許がありながら教員経験がない人や結婚などで教員をやめた人らに参加してもらい、働く前の不安解消を図る狙いがある。
市教委によると、団塊世代の退職に合わせて採用された教員が育児休暇や産休を取得するケースが増えたほか、公立小中学校の特別支援学級が増加したことなどから全国的に小中学校の教員が不足している。
県教委によると、県内の教員の不足人数は昨年10月1日時点の小学校41人、中学校16人から、今年の同日時点では小学校23人、中学校5人と減少したものの、依然として不足状態は続いている。
市教委は教員として働く人を増やそうと、昨年に小中学校の就労相談会を開催したほか、教員免許や保育士資格がある人らを登録して勤務先を紹介する「いこま教育・保育資格バンク」をスタートさせた。
今回初開催となるいこま教師塾では、まず12月9日に市立小学校で見学会が行われ、同14日には元教諭が「こういうとき、先生はどうすべき?」と題して講演。来年1月14日には市立中学校で見学会、2月1日には授業案について講演があり、参加者が実際に作成してみる。最後の同22日には教員の心構えや実務について説明が行われた後、復帰した教員や別の仕事から転職した教員と参加者の座談会がある。会場は小中学校の見学会以外は市コミュニティセンター。
市教委の担当者は「教員になれば研修で実務を学べるが、その前にある程度、教員がどんな仕事なのか知ってもらうために開く。これをきっかけに多くの人が教員なってほしい」と話している。参加希望者は開催日の前日午前11時までに市ホームページから申し込む。参加費無料。1回だけの参加も可能で、市外在住者も参加できる。
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