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千葉県の7年度教員選考 志願者数と倍率ともに過去最低 見えぬ妙案

産経ニュース / 2024年6月26日 18時34分

千葉県内の公立学校の教員を目指す志願者の減少傾向に歯止めがかからない。県教育委員会によると、令和7年度採用の教員選考試験の志願者は計4560人と2年連続で減少し、平成以降で過去最低を更新した。志願倍率も2・4倍で最低だった。県教委は慢性的な教員不足の解消に知恵を絞るが、妙案は見つからない。

県教委は7年度に採用する小・中学校など全体の教員募集人数を前年度から200人多い計1900人に増やしたが、志願者は4560人にとどまった。

新卒者の志願者はほぼ横ばいだった。教員の仕事の魅力を紹介するPR動画や学生時代に借りた奨学金の返還を県などが肩代わりする支援事業が奏功し、一定の志願者は集まった。だが、既卒者の志願者が大幅に減り、全体の数字を下げた。

県教委によると、平成元年度以降の志願者は26年度の7712人をピークに減少傾向が続く。令和5年度にやや増えたが、6年度に再び減少に転じた。7年度はピーク時の6割程度にまで落ち込んだ。

県教委は今後、志願者増のため、「教員免許を持つが、民間企業に勤めるなど教職には就かない『ペーパーティーチャー(先生)』にアプローチしたい」(担当者)として、教職の仕事の魅力発信に力を入れる。(岡田浩明)

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