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高校生の近視7割近くで高止まり「近く見る作業増え環境変化」と文科省 5年度保健統計

産経ニュース / 2024年11月27日 17時21分

文部科学省が入る中央合同庁舎第7号館=東京・霞ヶ関

文部科学省は27日、幼稚園児から高校生までの発育や健康の状態を調べる令和5年度の学校保健統計調査の結果を発表した。高校生の裸眼視力1・0未満の割合は7割近く、小中学生も数値が高止まりしている。デジタル化の推進に伴いタブレット端末を授業などで利用する機会が増えており、文科省は近視予防の取り組みを進める。

調査は全国の幼稚園と小中高校(5~17歳)の健康診断結果を一部抽出して集計。例年は4~6月に行う健診を基にするが、2年度以降はコロナ禍で健診を通年で実施しており、文科省は過去の数値との単純比較は難しいとしている。

調査結果によると、裸眼視力1・0未満の割合は、高校生が67・80%で前年度より3・76ポイント減少したがコロナ禍前に最大だった元年度と同水準。中学生(60・93%)、小学生(37・79%)も同様に高い水準が続いている。幼稚園児は22・92%だった。

近年タブレット端末の配備が進んでおり、文科省は要因の特定は困難とした上で「近くを見る作業の増加など児童生徒を取り巻く環境の変化が増加の要因と考えられる」としている。

一方、虫歯の割合は高校生36・38%、中学生27・95%、小学生34・81%、幼稚園児22・55%となり、いずれも改善傾向が続いている。

身長別標準体重などから算出した肥満度が20%以上の「肥満傾向児」の割合は、小中高校のほとんどの学年で前年度を下回った。一方、痩せすぎにあたる「痩身(そうしん)傾向児」の割合は、中学2年(13歳)以下全ての学年で前年度を上回った。

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