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子供に甘いばかりの父親…叱る代わりに注意はしているかも 原坂一郎の子育て相談

産経ニュース / 2024年6月22日 16時0分

保育園に通う5歳と2歳の息子2人がいます。夫は子供とよく遊んでくれますが、子供に甘く、これまで叱っているところを見たことがありません。叱るのはいつも私ばかり。子供たちが私の言うことは聞かないのに夫の言うことはよく聞くのも腹が立ちます。それは普段、夫が「おいしいとこ取り」だからだと思います。確かに子供たちは優しい夫が大好きですが、父親は優しいだけではだめですよね?

お子さんを叱るのはあなたばかりで、ご主人はまったく叱らないのですね。嫌われ役を一手に引き受けているような感じになりますよね。あなたが子供を叱るときは子供がよくないことをしたときだと思います。でも、そんなとき、ご主人は叱らないだけで、ちゃんと注意はしているかもしれませんよ。

たとえば散歩中、子供が飛び出しそうになったときは「こらっ、危ないだろっ!」などと言わず「車に気をつけるんだよ」と言い、お茶をこぼしたときは「なんでこぼすんだ!」などと言わず、「こぼさないようにしようね」と言う。そんな感じで言う人は、一見「叱らない人」のように見えることもありますが、ちゃんと注意はしているわけです。子供もそうやって優しく言われる方がよく言うことを聞くことがあります。「夫の言うことは聞く」とのことですが、それは「おいしいとこ取り」のせいではなく、その関わり方がうまいからかもしれません。

あなたはご主人に嫉妬のようなものを感じられているように思うのですが、大丈夫。保育士時代、誕生会でのインタビューでママのことを尋ねたとき、ある子供がこう言いました。「ママは怒ったら怖い、でも大好き~」。これは日本中の子供の意見だと私は思っています。もちろんあなたのお子さんも。(こどもコンサルタント)

プロフィル

原坂一郎(はらさか・いちろう) 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演活動を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士でもある。

子育てに関する悩みを「原坂一郎先生へ」と記してお寄せください。原坂先生が回答します。<メール>life@sankei.co.jp

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